青森県の地名由来は青森村。江戸時代に「青々と茂る松の森」から命名
青森県の名称は、津軽郡 青森町に由来。
江戸時代初期の寛永元年(1624年または1625年)に、津軽藩2代藩主・津軽 信枚が、善知鳥(うとう)村を青森村に改称し、港・港町として開発した。
港町を開発する地に、青々と茂る松の森があったことが命名の由来とされる。
青森村は、1889年(明治22年)の町村制施行時に青森町に、明治31年(1898年)に青森市になった。
青森県が生まれた経緯
廃藩置県によって、明治4年7月14日(1871年8月29日)に、弘前(ひろさき)藩が弘前県になり、県庁を津軽郡弘前町(弘前城の城下町)に設置。
同年9月4日、七戸(しちのへ)・八戸(はちのへ)・斗南(となみ)・黒石(くろいし)・館(たて)の5県が弘前県へ編入合併する。
しかし、同年9月23日に津軽郡青森町へ県庁を移転、同時に青森県へ改称。
さらに11月2日、青森県の管轄地のうち、陸奥国・渡島国(北海道南部)以外の地域は、近隣の県へ移管された。
また、明治6年(1873年)2月に渡島国分の管轄地(旧 館県域)を北海道開拓使へ移管。
そして、明治9年(1876年)5月25日、二戸(にのへ)郡を岩手県に移管した。
二戸郡では、盛岡に近いことから、以前より住民のあいだで岩手県への編入運動がおこっていたことを考慮したためといわれている。
青森県の地名に関する情報
現在の庁舎所在地 | 青森市 |
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地名命名パターン | 都市名由来:津軽郡 青森町 (現 青森市) |
地名発祥時期 | 寛永元年(1624年または1625年:江戸時代初期) |
現都道府県の設置時期 | 明治4年7月14日 (1871年8月29日) |
明治維新時のおもな管轄 | 弘前藩、黒石藩、七戸藩、八戸藩、斗南藩 |
範囲内のおもな旧国 | 陸奥国(むつのくに)、陸奥国(りくおうのくに) |
庁舎所在地の変遷 |
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参考資料
- 『日本歴史地名体系』
- 『青森県庁ウェブサイト 』
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